血圧が・・・

そもそも血圧が高いとなぜダメなのですか?

高血圧は動脈硬化を進行させるとともに、脳出血などの危険性が増大します。また高血圧が続くと心臓に負担がかかり心不全(心臓が弱ってしまう)を来たすこともあります。高血圧の人は約4000万人(日本人の3~4人に一人)で、その中で半分の人が未治療であり、うまく治療できているのは 1/4 にすぎないと言われています。ほとんどが本態性高血圧といわれるものですが、中には他の病気(腎臓病や血圧を上げる腫瘍など)が原因で高血圧を来たす場合があります。まずは病院を受診しましょう。

逆に血圧が低いとダメなことってありますか?

一般的に 収縮期血圧が 100mmHg 以下の場合低血圧といいますが、めまい、倦怠感等の症状がないときは、大きな問題とはなりません。問題となるのは、他の病気が原因で血圧が下がっている場合です。出血や脱水などで循環血液量が減少している場合、心不全や重篤な不整脈で血圧が下がっている場合、感染による敗血症で血圧が下がっている場合などは早急に原因疾患の治療が必要となります。