診察室で伝えきれないこと vol.6~週刊 愛媛経済レポート~
こちらも大好評!
愛媛経済レポートに掲載のコラム
~診察室で伝えきれないこと~
第6回目となる記事が出ています。
歯科院長お得意(?)の
またまた変わった内容の記事です。
「えっ!???」
「ビッグマックと歯科に、何の関係があるんですか!?
院長!!」
ビッグマック指数とは、
各国の経済力を測るための指数です(詳細は後述)。先進国以外ではあまり意味がない等の批判はありますが、そ
れはひとまず側に置いてください。 この回は一休憩、こんな考え方もあるのだなーと思っていただければ(笑)。
実はこのいわゆるマクドナルド物価と歯科治療費を比較した図があります。 これをビッグマック何食分かに置き換
えると・・・およそ
・日本・・・24食分
・フィリピン・・・134食分
・マレーシア・・・200食分
・アメリカ・・・252食分
この図を利用した日本の根管治療の妥当な治療費を考えるとどうでしょうか? 日本の治療費は桁違いに安いんです
(実はセラミック治療も 国際比較すると決して高くないのですが今回は割愛します)。 自己負担割合を3割計算す
ると、 日本の窓口支払額は3千円強となり、国際標準と比べて格安です。 日本で歯科治療の多くは保険適応で、そ
れ自体を悪く言うつもりはありません。 ただ、誤解を恐れず言うと、 その事が「歯の大切さを軽視する」ことにな
らないかと思う日があります。 私は前職柄、外国人の方を何人も治療してきましたが、 その方々の口内への健康意
識の高さ、 材料へのこだわりに日本とのギャップを感じずにはいられませんでした。 治療は大変でお金がかかる=
予防をしっかりしなければならない! 今回は大胆にお金で価値を図りましたが、 皆さんのひとつ考えるきっかけに
なれば幸いです。
ビッグマック指数-「各国の経済力を測るための指数」。マクドナルドで販売されているビッグマック
1個の価格を比較することで得られる。ビッグマックは世界中でほぼ同一品質のものが販売され、原材
料費や人件費など、さまざまな要因を元に単価が決定されるため、総合的な購買力の比較に使いやすい。
「院長!また、とんでもない話題かと思いましたが、面白かったです(笑)」
そういうことでしたか・・・・・ビッグマックを物価の基準として考えてみる訳ですね
個人的な考えですが・・・食べることが大好きな私は歯を失って「食べることが出来なくなる」ということは何に
も代えがたい苦痛に思えます。それなら、車を売ってでも、大切な時計を売ってでも治療を受けると思います。
と、言ってもビッグマックの約24食分なんですね。 (治療内容にも異なるとは思いますが)保険の自己負担を考
えると約8食分!?そう考えるとちょっと驚きですね。
皆さんはどうでしょうか?歯や口腔内に関する価値!?とは・・・
ノエルクリニック心臓血管外科 歯科 :明野