何故私がそんなクリニックを作りたいと思ったのか

80歳で20本歯を残そう!!
これが日本で有名(?)な8020(ハチマルニーマル)運動ですが…..

このキャッチフレーズを謳う前に
「日本人の80歳の方が平均して何本歯が残っているか?」ご存知ですか?

答えは約10本です(目標の半分)

しかし同じ80歳でもスウェーデンの方の平均本数は違います。
しっかり20本以上….
これは、日本人の60歳時の平均本数とほとんど一緒です。

スウェーデンの人の80歳のレントゲンをみて、びっくりしました。
日本と世界はこんなに差が出ている。

それは何故か???
ちゃんと答えがあります。

その答えを正確に伝え、患者様に長く自分の歯を使っていただきたい。

「あなたの歯の寿命を10年長くする高水準な治療を提供するクリニック」

がノエルクリニックのキャッチフレーズであり、私のクリニック開業の想いです。

その為にできる努力は惜しみません!

私がキャッチフレーズにあげた「高水準な治療」とは最先端のテクニックだけではありません。
歯科界の技術革新は目を見張るものがあります。
しかし、医療にはどんなにテクニックが進んでも基本的なこと、変わらない軸があります。
私たちはその軸をブラさず、事を1つ1つ突き詰めていきます。

さて、歯科治療に入るその前に、歯のことを少し知っておいていただきたい。
そんな想いでこの文章を書いています。多くを語って後に残らず…
では寂しいのでここでは大事なことを数点、伝えたいと思います。

<「歯」の治療とは元に戻すことができないもの!>

皆様に分かっていただきたい大事な事実があります。
それが「歯」の治療とは元に戻すことができないもの!ということ。

「風邪」は病院で治療して貰えば、いずれ完治し、元に戻れることができます。
これが、本来の「治る」ということです。

でも・・・「歯」は一旦削ったり、抜いたりしたら、二度と元には戻せません。
これは、痛いところを削ったり、人工物に置き換えたりすることで、「治療」をしたということでしかないのです。

それが「歯」の大きな治療の特徴であって、最大のデメリット。
削って削っての繰り返しは「魔のサイクルです」

この事実、詳しくは「初診の方へ」を参照ください。

もう一つ、歯科治療は「ゴール」の設定が大切だということです。

「悪いところを治療する」・・・・・・・・日本型
「自分の歯をできるだけ長くもたせる」・・欧米型

設定の違いによって、80歳になった時の自分の歯の本数がこんなにも変わってきます。

  日本人=平均9本
  欧米人=平均21本(日本人の60歳平均)

自分の「歯」を守るための考え方、ぜひ一緒に考え、行動していきましょう。