診察室では伝えきれないこと Vol.42~愛媛経済レポート~8月号

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愛媛経済レポートに掲載のコラム

~診察室で伝えきれないこと~

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8月号に掲載されたコラム

経済レポート

 

最近の歯科界びっくりニュースより

「道路交通法違反(酒気帯び運転)などに問われた男性被告の控訴審で、東京高裁が「入れ歯安定剤に含まれるアルコールが検知された可能性がある」として、同法違反について逆転無罪とする判決を言い渡し、確定していたことがわかった。飲酒していなくても誤って摘発される恐れを指摘した極めて異例の判断で、警察の呼気検査にも影響を及ぼす可能性がある。(ニュース抜粋)」

びっくりニュース。「冤罪の可能性が捨てきれないから」ってことだとは思うのですが、恥ずかしながら初めて知りました。入れ歯安定剤からアルコールが検出される可能性。調べてみると他にもアルコールチェッカー使用上の注意で、口臭剤、歯磨剤、洗口材。これ全部やないか。となるのですが・・・(意味あるのかな)。

ここから本題。「入れ歯安定剤は使った方が良いですか?」なんてよく聞かれます。CM等で○リグリップをよく目にしますが、調べてみると入れ歯安定剤の市場規模は120億円とも。ほぼ全員が毎日使う歯磨剤の市場規模が680億円程度だと言われていることを考えると大変な規模(そりゃ○リグリップはマーケティングに力入れるわ)+それだけ需要があるのだなと。

しかし多くの歯科医師は入れ歯安定剤に否定的です。基本的に僕もそうなのですが・・・。いかに、医科医師サイドと患者様サイド(需要)に義歯についてのギャップがあるか・・・少し数字を見て考えさせられました。で、現場から皆様に一つだけ。

義歯安定剤は使い方によっては口腔内細菌の増加や、咬合高径(かみ合わせの高さ)の変化を招き、環境の悪化に繋がります。安定剤にも種類があり(○リグリップだけちゃうぞ!)それぞれ特性があります。上手く使えば咀嚼力の向上+悪影響は少ないとの文献もありますので、気になる方は一度歯科医院に相談ください。

※決して○リグリップが悪いとは言っておりません。